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  オゾン水洗浄Q&A
 
 
オゾン水洗浄工法説明 > オゾン水洗浄Q&A
 



 

 
 
 
 
Q1.給水管オゾン洗浄工法とは、どのような工法ですか?
A.給水管の内面に付着した有機物の塊(スライム・スケール)や水溶性の赤錆をオゾン水で分解し、剥離させます。同時に圧縮空気を送ってウォーターハンマーを起こして、排出します。また、オゾン水の殺菌力で内面を滅菌します。
 
Q2.高架水槽のあるビルやマンションはどのように工事するのでしょうか?
A.オゾン水生成装置を使って、受水槽の中でオゾン水を生成します。生成したオゾン水は、揚水ポンプを介して高架水槽まで通水して揚水管を洗浄します。
次に高架水槽でオゾン水を生成します。 高架水槽から共用の給水管にオゾン水を流して、共用部を洗浄します。 共用部の洗浄が終了した後、各専有部分の洗浄を行います。
 
Q3.受水槽しかない加圧給水方式の場合はどのように洗浄するのですか?
A.受水槽でオゾン水を生成して、ポンプを介して共用管を洗浄します。 その後、専有部分を洗浄します。
 
Q4.1戸建ての配管はどのように洗浄するのですか?
A.基本的には仮設タンクを用意して、オゾン水を通水します。
Q5.断水はありますか?
A.50世帯程度のマンションまでは、共用配管洗浄時に1日のみの断水です。 時間は9時〜17時程度。工事後はすぐに水が使えます。
専有部分は、各世帯の洗浄時のみ2時間程度の断水です。 商業ビルの場合、全断水となりますが、トイレは使える場合があります。 一戸建ては2〜3時間の作業です。
Q6.洗浄機械は取り付けたままですか?
A.洗浄時のみ設置いたしますので、作業後は全て撤去します。
Q7.室内ではどのような作業をするのですか?
A.各蛇口に水が飛び跳ねないような養生を行います。
汚れが詰まりそうな箇所は事前にストレーナーを取り外します。
その後、各蛇口を開放して洗浄後、通水確認・復旧を行って終了します。
Q8.給湯器・給湯配管は洗浄できますか?
A.洗浄できます。但し、古い給湯器や電気温水器の場合は圧力を掛けると破損することが ありますので、バイパス管を設置してから工事いたします。
Q9.排水管も同時に洗浄できますか?
A.排水管の脱臭や除菌は、蛇口から出たオゾン水を流すことで、二次的に洗浄できます。 但し、大きな硬い詰まりまでは除去できませんので、高圧洗浄との併用をお薦めします。
Q10.タンクの清掃をしていないのですが、オゾン洗浄で同時に清掃できますか?
A.通常は、タンク清掃との併用で給水管洗浄をいたします。
毎年定期的に清掃されている場合には、そのまま工事いたします。
もし、2年以上定期清掃されていないような場合には、事前にタンク清掃を実施してから給水管洗浄を実施します。
Q11.オゾンとはどのようなものですか?
A.オゾンは元素記号でO3 酸素原子が3個結合した自然物質です。
オゾンは大気中にも存在し、酸素が紫外線や雷の放電で化学変化を起こして生成されます。自然環境の中では上空約30kmのオゾン層で10〜20ppm、日差しの強い海岸で0.1〜0.3ppm程度、街中では0.005ppm程度のオゾンが存在しています。
また、オゾンは不安定な物質のため、常温で常に分解し1〜3時間で消滅します。
Q12.オゾンにはどのような効果がありますか?
A.主な作用には、酸化、脱臭、漂白、殺菌作用が挙げられます。
特に殺菌作用については、他の物質よりも秀でており大腸菌類の殺菌については塩素の約20倍また、死滅させにくいといわれているクリプトスポリジウム(病原性原虫)についても塩素の50倍以上(塩素イオンでは700〜1400倍)の滅菌効果があります。
Q13.オゾンはどのように活用されていますか?
A.オゾンは通常の反応によっては、毒性のある副産物を生成しません。そのため二次公害の心配が無く、酸素が原料であるため随時任意の量が得られる利点があります。
その利点と前記の特徴を生かした利用方法として、上下水道の殺菌処理、医療分野や食品製造工程での殺菌・脱臭、食品原材料の処理・貯蔵、ホテル・病院・デパート・遊技場等の人が集まる場所での空気殺菌・脱臭、クリーニングでの漂白・殺菌処理、薬品製造過程での滅菌処理、一般住居内でも空気清浄機、トイレ脱臭、24時間風呂、等に幅広く利用されています。
特に上下水道の殺菌処理においては、30年以上前から欧州で導入されており、日本でも、東京の金町浄水場、大阪の淀川水系下の浄水場はすでにオゾン処理施設が導入されています。今後新設される浄水場においても、順次オゾン処理施設が導入される見込みです。
Q14.オゾンの殺菌力はどのくらい強いのですか?
前述したように、オゾンの殺菌力は他の物質に比べ非常に強いことが知られています。 この強さを比較する数値としては、CT値という値が良く使われます。
この数値はC=濃度(mg/L) T=時間(min)としてこの数値を掛け合わせた数値となります。 たとえば、CT値が「5」とした場合水中の気体濃度が0.1mg/Lのとき50分で、菌が99.9%死滅するということになります。
また、この数値は条件(水温、PH)等によっても条件は異なりますが、一般的な水道水の条件下での(PH6〜7)水温25℃での条件下でのCT値を下表に示します。

殺菌剤 大腸菌 ポリオウイルス ロタウイルス ランブル鞭毛虫 クリプト
スポリジウム
オゾン水 0.02 0.1〜0.2 0.06 0.5〜0.6 5〜10
遊離塩素 0.034〜0.05 1.1〜2.5 0.01〜0.05 47〜150 7200
二酸化塩素 0.4〜0.75 0.2〜6.7 0.2〜2.1 26 78
クロラミン 95〜180 768〜3740 3806〜6476 2200 7200


上表に見られるように、オゾンは原虫類への死滅効果が特に高いという傾向があります。 たとえば、クリストプポリジウムに対してオゾン水と遊離塩素を比較すると、オゾン水が「10」とすると、オゾン濃度が0.1ppmのとき接触時間が100分で死滅することになります。
一方、遊離塩素のCT値は7200ですので、塩素濃度0.1ppmで接触時間が72000分必要ということになります。 オゾン洗浄の際は、3ppm以上のオゾン水を生成するため、タンク内に原虫が存在しても、僅か4分弱で死滅させることが出来るのです。
Q15.なぜオゾンの殺菌力が強いのですか?
A.オゾンはその強力な酸化力により、細胞膜を破壊します。細胞膜が破壊された菌類は同時に核を破壊して耐性菌が出来ないため滅菌後、再発しにくくなります。

Q16.オゾンが、菌や細胞を破壊するのでは人体に悪影響はありませんか?
A.高濃度のオゾンガスを長時間吸入すると人体には悪影響が出ます。
オゾン洗浄工法はオゾンガスを水に溶解させる工法で、溶解されないオゾンガスは分離させて処理をしています。大気中の濃度は0.05〜2ppm程度です。
人体に影響の無い限度は0.1ppmですが、連続8時間の環境であり、工事中の際に濃度が1〜2ppm上昇しますが、1日のうち5〜10分間程度です。
また、排出部分に養生をしますので、居住者の方には出来る限りオゾンが届かないよう配慮しております。
Q17.工事後にはオゾンは残っているのですか?
A.オゾンは不安定な物質ですので常に分解反応を起こしています。
気体は2O3→3O2に変化します。水中のオゾンは水と反応して酸素と水素に分解されます。
気体のオゾンは常温で1〜3時間、水中のオゾンは10〜15分で消滅します。
また、工事後はオゾン水を通常の水道水と入れ替えて通水しますので、残存は100%ありません。
Q18.オゾン水を流すと錆が取れるのですか?
A.錆というご指摘は、配管内にあるコブを指していると思われますが、これはバクテリアの死骸 と、無機物のかたまりです。
次の質問でこの解説をします。
Q19.配管内部のコブはどのようにして出来るのですか?
A.配管内部にまずヌメリが付着します。このヌメリは塩素で死なない鉄バクテリア(スフェロチルス・ズーグレア 等)が多糖類の粘着物を分泌したものです。そこに水中のマンガン・シリカ・カルシウム等の無機物が付着して赤茶色の層(スライム)を形成します。これが塊状のコブ(スケール)になります。この塊と鉄部の間に水中の酸素イオンが反応して局部電池が発生します。電池が発生すると、鉄がイオン化して水中に溶け出し、酸素イオンと結合することにより、酸化鉄が生じます。(ここで錆が発生します。)この酸化鉄がスケールの体積を増やすことでコブが成長して、更に水中の無機物、有機物を取込んでいきながらスケールが増大して、局部電池の電位差が増大して、配管の鉄イオンが出続けることにより、配管の腐食が進むのです。
Q20.オゾン水は、コブに対してどのような効果がありますか?
A.オゾン水に含まれるオゾン分子と、オゾン水が分解されるときに発生するOHイオン(ヒドロキシラジカルイオン)が多糖類を酸化し、高分子構造を切断して、配管表面から剥離します。 同時に表面のバクテリアを滅菌するため、スライムの再発を一時抑制します。
鉄管の金属成分については、オゾン水が錆の奥まで浸透するため、鉄バクテリアも殺菌します。また、内部で酸化結合反応が起きるため、分子量が増大し、膨張することで剥離が促されます。また、酸化鉄は水溶性の水酸化第2鉄に変化して、剥離しやすくなります。
そこに圧縮空気による水激を加えることで剥離除去します。
また、オゾン水が高速流体で流れる間はオゾン水とスケールの境界線に極薄膜のマグネタイトが一時的に形成されますが、持続性が無いので洗浄後には表面にスライムの再付着が始まります。ただし、滅菌されているために進行し始めるタイミングが遅くなるのです。
Q21.コブは全部取れるのですか?
A.表面の水溶性部分やバクテリア性のスケール・スライムは除去しますが、硬い下層部のマグネタイト(黒錆)やそのすぐ上の2酸化3鉄の部分は残ります。
この部分は、水中では安定状態であり、オゾンにも反応しない部分ですので、あえて残すことにより、配管強度を残します。
Q22.マグネタイトや黒錆はなぜ、安定しているのですか?
A.マグネタイトは分子記号でFe3O4 で磁鉄鋼と呼ばれます。これは鉄が生成される前の鉄鉱石に近い組成を持ち、いわば鉄が酸化して元に戻ったといえる状態です。 精製された鉄は製鉄段階で高エネルギー与え強制的に還元した状態ですので、自然状態では不安定なのです。そのため、工作物や加工品は塗装や鍍金がされているのです。
建築物の鉄骨や鉄板も必ず表面を加工して、マグネタイト化しています。
Q23.オゾン洗浄後にマグネタイト化装置をつけた方がいいのではないか?
A.論理的にはそのほうが良いと思います。
しかし、現存する装置類の場合、効果の発揮には、一定量以上の水量と流速が必要です。
そのため、本来効果が発揮できるのはプラント配管や空調配管です。
ビル/マンションの配管の場合、滞留水が多いため、末端までの効果が行き届かないようです。そのため、
オゾン洗浄は、定期洗浄を提案しているのです。
オゾン洗浄との併用の場合は、設置後も定期洗浄を提案しています。
Q24.オゾン洗浄をするとどの位もつのですか?
A.配管の腐食耐久度は、材質・水質の違いにより一概には判断できません。
当グループの追跡調査結果では、ライニング鋼管の場合約5年周期の洗浄であれば、スライムの成長速度、配管腐食率が進行する前段階で進行を抑えられるというデータが出ています。言うなれば、汚れが目立つ前に洗浄することが、延命効果を上げることになります。
これは、タンクや排水管を毎年洗浄するのと同じ考えです。
Q25.オゾン水によって配管の金属がかえって腐食しませんか?
A.金と白金族の金属を除いて、湿ったオゾンは銅、鉄、ニッケルなどの金属を酸化します。
また、オゾン水が流速のある状態では表面に被膜を生成します(薄膜)。
オゾン水洗浄は洗浄時間が短時間のため、配管の地肌材質には影響を与えません。 但し、オゾンがガス状で長時間管内に封入された場合には、腐食することがあリます。 比較的、オゾンに対して腐食し易い金属は、アルミニウム、亜鉛、真鍮です。

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